探す/探し物
30年ほど昔、初めて国境を越えて、ティフアナの中心街を目指していた私は、田舎道に迷い込んでしまった。戻るべき道を探しても、見当がつかない。地面から針金が突き出ている未舗装の悪路を行く私の車は、二度のパンクに見舞われる。修理工場を探すにも周囲には古い民家が数軒あるだけ。ロードサイドサービスを要請するにも現在位置が分からない。途方に暮れていたら遠方からタクシーが近づいてきた。“地獄に仏” とばかりに乗車したが、これがメキシコ名物「相乗りTAXI」初体験の巻! 最初に母娘2人が後部座席の私の横に座る。次に、ソンブレロとチャロの衣装に身を包んだマリアッチ楽団の男たち3人が乗り込む。運転手を含めて総勢7人が1台の小型車に!! トランクに収まらないギターに挟まれて身動きが取れない。やがて、男たちが大ゲンカを始めたからたまらない。1人が何かを探し始める。ギターケースにマシンガンが隠されていたメキシコ映画を思い出して、不安になる。今度は、子連れのオバさんが私にスペイン語でまくし立てる。「あんた! $1だけ払いなよ。ボラれるんじゃないよ!」と言っている様子。ギターの間から必死にうなずく私が滑稽 (こっけい) なのか、女の子が大笑いしている。中心街へ戻り、乗り捨てた車の所在地も探り当て、ようやく “魔界” から解放された。 (SS) ▽「人生をかけて愛する人を探しているなら、それもやめなさい。 その人は、あなたが好きなことを始めたときに、あらわれます」。Holstee社のマニフェスト「THIS IS YOUR LIFE」に掲載されている一節。なんでも、それを作成した本人たちも驚くほど、世界中でシェアされまくった社訓とのこと。確かに、性別や年齢に関係なく、何かに打ち込み、頑張っているヒトの姿を見ると、胸がキュンとときめくものだ。▽「民は由 (よ) らしむべし,知らしむべからず」。民は政治に従うもの、何も知らなくてよい、という封建時代の政治原理。このネット社会は便利で、探せば見つかるものが多い。とはいえ、忙しい現代、民は自分のことで精いっぱい。じっくりと政治を考える時間がない。▽「やりたい仕事を探そうとすると、かえって見つからなくなるんだって」。友人がLINEで教えてくれた。モノの本によると、天職に就くことができた人の大半は、その過程を、たまたま偶然だと答えた。最初はなんとなく始めたのに、だんだん天職に変わった人がほとんどだったそうだ。天職とは、どこか別のところにあるものではなく、自分のなかで養っていくものらしい。リスクや不安や失敗さえも楽しんで、仕事を手づくりする力があれば、どのような仕事だろうが、自分にとっての天職になり得るかもしれない。(NS) 普段から物の保管場所を決めて、使用後はそこへ戻すようにしているので、探し物をすることは余りない。。。はずなのだが、数年間、とても困った経験をしている。ある日、家を出ようとしたら、車の鍵が見つからない! 通常、持ち歩いているバッグの中に入れているのに、ない! ひっくり返して中身を全部出してみても、ない! もしやと思い、車の中を見に行ったのだが、なさそう。落としたのかな?と、コンドの駐車場から私の部屋までの道筋を念入りに探したが、やはりない! 結局、Locksmith を呼び、新しい鍵を作ってもらった。約1か月後、外出の際にデニムのジャケットを羽織った。あれ? 左ポケットに….失くしたと思っていた車の鍵が!! そして右ポケットに….ガソリン用にしているクレジットカード!!…. (同じ時期に失くしたと思い、紛失届を提出済み)。鍵を左ポケットに入れた同じ日に、ガソリンを入れた後、財布に戻すのを忘れていたみたい。そのジャケットはあれから着ていなかった。。。探し物は見つかったけれど、新しいカードが発行されたので使えない。鍵も新しくプログラミングされたので、これでエンジンは掛けられない。ドアのみを開けられる緊急用の鍵になった。ポケット、便利でついつい物を入れてしまう。気をつけないと…。 (YA) ♪探し物は何ですかぁ~。見つけにくいものですかぁ~♪という井上陽水の「夢の中へ」。この歌詞がとてつもなくトンでいる。カバンの中も机の中も探したけれど、見つからない、と必死で訴えている人に「それより僕と踊りませんか」「そして夢の中へ」と、いうのだ。いいなぁ、こういうの。気分を変えれば、探し物も見つかるとでも言いたいのであろう。確かに。探し物といえば、私の趣味である旅行先で、探し物が見つからず、大パニックになったことがある。姉が住むスイスから飛んだバロセロナでの出来事。その晩、夕食にワインをガブガブ飲んだ。で、宿に帰ってバタンキュー。翌日、「ハンドバッグに入れていた大金がない!」・・・盗まれたのか? いや待てよ、と大慌てで、他のショルダーや部屋中を探すも、ない。しかし、ここまで来て、観光もしないのもいけないと発想を変え、わずかな手持ちでサグラダファミリアへ。で、その晩 … Read more