デルマー ワイン + フード フェスティバル 2025

 南カリフォルニア著名シェフの自慢料理 国内外200種以上のワイン試飲会も Del Mar Wine + Food Festival 20242025/9/10 (水) 〜 9/14 (日)Del Marhttps://delmar.wine/   南カリフォルニアのスターシェフと人気レストラン、注目ワイナリーが集結。サンディエゴ随一のビーチタウン・デルマーで“食とワイン”を味わう一週間。 ■ 開催期間2025年9月10日(水)〜9月14日(日) ■ メイン会場(グランド・テイスティング)Surf Sports Park(旧 Del Mar Polo Fields)14989 Via de la Valle, Del … Read more

カリフォルニアで猛威の「悪夢の細菌」と耐性真菌 薬剤耐性の脅威が急拡大

9/28/2025 米疾病対策センター (CDC) とカリフォルニア州保健局 (CDPH) の最新報告によると、全米で抗生物質が効かない「悪夢の細菌 (nightmare bacteria)」の感染が急増しており、同時にカリフォルニア州では致死性の耐性真菌が広がっている。州内ではわずか数年前まで稀とされた症例が、2025年には数百件に達しており、感染症の専門家は強い警鐘を鳴らしている。 ▪️二重の脅威:耐性細菌と耐性真菌カリフォルニア州で拡大する真菌は「カンジダ・オーリス (C. auris)」で、一般的な抗真菌薬が効かず致死率が高い。州の集計では、2022年9月から2025年5月までに11,711件が確認された。ロサンゼルス郡で5,745件、オレンジ郡で3,575件、サンバーナディーノ郡で1,254件と、南カリフォルニアを中心に蔓延している。一方、CDCの新たな報告は細菌への懸念を強調。カルバペネム耐性腸内細菌科 (CRE)、特にNDM遺伝子を持つ菌株が猛威を振るっている。全米では2019年から2023年にかけて感染率が約70%上昇し、人口10万人あたりの症例は2未満から3超へと増加。NDM菌株に限れば460%もの急増となった。 ▪️カリフォルニアの現状州保健局によると、2024年にはNDM関連症例が632件、2025年1〜7月にはすでに317件が報告されている。こうした菌は通常の抗生物質が効かず、わずか2種類の高価な静注薬でしか対応できない。2015年にはUCLA医療センターで100人以上が曝露し、2人が死亡した可能性も報告された。CDC研究者は「NDMの台頭は米国にとって深刻な脅威」と指摘。未認識の保菌者が多く存在し、市中感染につながる恐れもあるという。尿路感染など、これまで routine とされた病気でさえ治療困難になる可能性がある。 ▪️拡大の背景と課題薬剤耐性の拡大は、抗生物質の過剰使用や不適切な処方が大きな要因とされる。新型コロナ流行期に抗菌薬の使用が急増したことも影響していると専門家は分析する。米国全体で検査や報告が不十分であり、カリフォルニアやニューヨークなど大州のデータが完全でないことから、実際の感染者数はさらに多い可能性が高い。耐性真菌と「悪夢の細菌」という二重の脅威に直面するカリフォルニア。感染症研究者は「既存の薬が効かない病原体が増加すれば、通常の治療が成り立たなくなる」と警告する。薬剤耐性問題は今や州や国境を超えた公衆衛生の最重要課題となっている。 *NDM遺伝子:ニューデリー・メタロβラクタマーゼ (NDM) 酵素を産生する細菌が持つ遺伝子。メロペネムなどの強力な抗菌薬を分解する能力を有するが、多剤耐性菌の原因となりやすい。カルバペネム系抗菌薬が効きにくくなり、治療が困難になることがある。

サンディエゴ郡、深刻なインフル流行に警戒 ワクチン接種率低下で再来の懸念

9/28/2025 サンディエゴ郡保健福祉課によると、2024〜25年のインフルエンザ流行は過去10年で最も深刻なシーズンの一つとなり、入院や死亡が大幅に増加した。新シーズンが10月から始まるにあたり、医師らは「今年も同様に厳しい状況になり得る」と警鐘を鳴らしている。その背景には、低下傾向にあるワクチン接種率がある。 ▪️昨シーズンの被害状況郡疫学・予防接種サービス部の報告によると、昨年度の感染者数は約40,000件と、過去5年間の平均13,000件余りを大幅に上回った。死亡者数は220人で前年の63人から急増。うち7人は小児で、前年の2人から増え、2009〜10年以来最多となった。郡当局の医師は「子どもやティーンの犠牲が多いのは痛ましい」と述べた。 ▪️高リスク層と症状重症化リスクが高いのは、65歳以上の高齢者、2歳未満の乳幼児、基礎疾患を抱える人、妊婦など。発熱、悪寒、咳、喉の痛み、体の痛み、嘔吐や下痢といった症状が突然現れることが多い。郡当局は「免疫力が弱っていると感染と闘うのが難しく、重症化しやすい」と説明する。 ▪️ワクチン接種の重要性郡の医師らは、感染と死亡の増加の一因が接種率低下にあると分析。米疾病対策センター (CDC) は、生後6か月以上のすべての人に毎年の接種を推奨している。また、本格的な流行は11月から12月にかけて始まるため、今の時期に接種しておくのが最も効果的と呼びかけている。ワクチンは一般に40〜60%の重症化予防効果があるとされる。 ▪️基本的な予防策郡当局は、ワクチン接種に加えて「感染者との接触を避ける」「咳エチケットを守る」「手洗いを徹底する」といった基本的な予防行動を続けることの重要性を強調。再び厳しいシーズンを迎える可能性がある中、早めの対策を市民に求めている。

総額37万5,000ドル「ハーベストムーン」プロモーション

実りの秋は Pechanga Resort Casinoで! Pechanga Resort Casinoは、10月を通して秋の訪れを祝う「ハーベストムーン」プロモーションを開催いたします。 期間中は毎週、数百名の方に賞金やEasyPlayが当たる多くのチャンスをご提供します。 Pechanga Resort Casinoはハーベストムーン大抽選会を、10月3日(金)、17日(金)、31日(金)の3日間実施します。 合計37万5,000ドル相当の賞品をご用意。現金10万ドルのほか、数百名様にEasyPlayが当たるチャンスです。 10月1日から31日までの間、通常通りにゲームをプレイしていただければ抽選へのエントリー権を獲得できます。当選者は各金曜日夜のイベントで発表されます。 なお、当選には抽選会へのご来場が必要です。 さらに10月の毎週火曜日には、ご好評いただいているスワイプ抽選会を今年も開催。 昼12時から午後10時までの間、プロモーションエリアでクラブカードをスワイプするだけで、その場で最大5,000ドルのEasyPlayが当たるチャンスです。 詳細はThe Clubでご確認ください。 Pechanga Resort Casinoは従来のカジノの枠を超えた新しいエンターテインメントを、常にお客様にお届けしています。 この秋はぜひPechanga Resort Casinoの「ハーベストムーン」 プロモーションで、忘れられない思い出をお作りください。 ホストからのご挨拶ビデオ、プロモーションビデオもご覧ください。 Pechanga Resort Casinoについて  Pechanga … Read more

パドレス、延長11回劇的サヨナラでプレーオフ進出決定 直近6年で4度目

9/21/2025 サンディエゴ・パドレスが球団史に残る一夜を演じた。9月21日、ペトコパークに集まった42,371人のファンが見守る中、チームはナショナル・リーグ中地区首位ミルウォーキー・ブルワーズを相手に延長11回の末、5対4でサヨナラ勝ち。2年連続のポストシーズン進出を果たし、球団史上最も安定した成功期を更新した。創設56年で5回しか経験できなかったプレーオフの舞台は、直近6年で4度目となる。 ▪️序盤の攻防試合は序盤から波乱含み。1回裏、満塁の場面でブルワーズ先発投手フレディ・ペラルタが投球動作を誤り、ボークで1点を献上。幸先よく先制したが、直後にパドレス先発投手ニック・ピベッタが制球を乱し、2回に押し出しと連打で3失点。3対1と逆転を許した。ピベッタは5回2/3を投げ、被安打は抑えたものの5四球と苦しい投球だった。 ▪️イグレシアスの奮闘と同点劇打線はペラルタ攻略に苦しんだが、ベテランのホセ・イグレシアス遊撃手が孤軍奮闘。2回に安打、5回にはソロ本塁打を放ち1点差に迫る。7回には2死からイグレシアスと代打ラモン・ローレアーノ外野手が連続四球で出塁し、続くルイス・アラエス一塁手が右翼へ同点打。自身のボブルヘッドデーに値する一打で3対3と試合を振り出しに戻した。 ▪️守備と救援陣の踏ん張りブルペン陣も気迫を見せた。ジェレマイア・エストラーダ投手は8回に走者を背負いながら三振で切り抜け、守護神ロベルト・スアレス投手は9回に登板。クリスチャン・イェリッチ指名打者の長打性打球をブライス・ジョンソン中堅手がダイビングキャッチで阻止すると、ペトコパークの観客は総立ちとなった。その後、スアレスは2者連続三振でピンチを封じ、試合はタイブレーク延長戦へ。 ▪️延長戦と劇的結末10回は両軍1点ずつを取り合い、11回表には新人ブラッドグリー・ロドリゲス投手が満塁の大ピンチを併殺で切り抜ける。すると裏の攻撃でイグレシアス遊撃手が送りバントを決め、三塁へ進めた走者をフレディ・ファーミン捕手が中前打で呼び込みサヨナラ勝利。球場は歓喜の渦に包まれた。 ▪️悲願はワールドシリーズ制覇今回の勝利でパドレスはワイルドカード進出を確定させ、さらにナ・リーグ西地区優勝の可能性も残している。対戦相手がカブスになるのか、あるいは地区制覇に挑むのかは今後の試合次第だが、この夜の劇的勝利はファンにとって何よりの祝杯となった。 今季のパドレスは開幕から7連勝と好調で、ドジャースと熾烈なデッドヒートを繰り広げながらNL西地区の優勝争いを演じている。9月21日時点では86勝71敗でワイルドカード2位。地区優勝マジック「3」の首位ドジャースを2.5ゲーム差で追っている。パドレスのレギュラーシーズン残り試合は「5」。数字の上では逆転優勝も可能だが、状況は厳しい。 2020年代にナ・リーグの優勝候補として君臨し、リーグを代表する強豪チームという評価を獲得したパドレス。マイク・シルト監督は「パドレス球団史で最高の時代を迎えつつある」と語っている。言うまでもなく、球団史上初となるワールドシリーズ制覇という「未だ見ぬ世界」に照準を合わせている。 ✳︎右上の画像は AI が生成したイメージです。

トランプ大統領、技能労働者ビザに年10万ドルの新規手数料 企業や各国に衝撃

9/21/2025 トランプ大統領は9月20日、外国人技能労働者向けのH-1Bビザ申請に対し、年間10万ドル (約1,480万円) の高額な手数料を課す大統領令に署名した。発効は9月21日からで、新規申請者が対象。米商務長官ハワード・ルトニック氏は「企業はその人材に毎年10万ドル払う価値があるか判断する必要がある」と述べ、大手企業は賛同しているとした。 ホワイトハウスのカロリン・クレア・レビット報道官は大統領令が署名された20日、Xへの投稿で、手数料10万ドルは新規申請者を対象とする初回限りの手数料であり、既存ビザ保持者、ビザ更新希望者には適用されないと説明しており、現在米国外にいる同ビザ保持者の再入国時に10万ドルを請求されることもないという。また、ホワイトハウスの通達によると「国益にかなう」場合は新規申請者でも手数料10万ドルが免除されるケースもあるとしているが、突然にH-1Bビザ申請の制度変更を知らされたビザ保有者や企業の多くは困惑している。 ▪️背景と論争H-1Bビザは高度人材の受け入れに用いられ、年間発給枠は85,000件。これまでの行政手数料は約1,500ドル (約22万円) に過ぎなかったが、新制度では負担が飛躍的に増す。批判派は「米国人労働者の賃金を押し下げる」と主張し、擁護派は「世界の優秀人材を呼び込む手段」と位置付ける。イーロン・マスク氏も支持派に名を連ねる。 トランプ氏は同時に、100万ドル (約1億4,800万円) からの費用で特定移民のビザを迅速化する「ゴールドカード」制度創設も発表した。 ▪️影響と反応今回の措置はアマゾン、タタ、マイクロソフト、メタ、アップル、グーグルなど、多数のH-1B人材を抱える大手企業に大きな影響を与える。アマゾンは社内通達で、米国外にいるH-1B保有社員に「期限前に帰国せよ、できなければ再入国を控えよ」と警告した。インドは申請全体の71%を占める最大の受益国であり、業界団体ナスコムは「わずか1日の猶予では世界中の企業・専門職・学生に甚大な混乱を招く」と懸念を表明。中国は11.7%で続く。移民弁護士タヒミナ・ワトソン氏は「多くの中小企業やスタートアップが価格的に排除される。人材不足解消の道が断たれる」と強調している。移民法専門家のホルヘ・ロペス氏も「米国の競争力にブレーキをかける」と警告し、一部企業が拠点を海外移転する可能性に言及した。 ▪️トランプ氏の姿勢変遷H-1B議論はトランプ陣営内でも割れてきた。元主席戦略官スティーブ・バノン氏らは反対派だが、トランプ氏自身は「双方の主張を理解する」と述べていた。選挙戦ではテック業界への支持を求め「大学卒業者にグリーンカードを」と打ち出したこともある。しかし、大統領就任後は申請審査を強化し、不正防止を名目に却下率を2018年度には24%に引き上げた。オバマ政権期の5〜8%、バイデン政権下の2〜4%と比べて異例の高さであり、テック企業の強い反発を招いた経緯がある。 H-1Bビザに年間10万ドルという巨額の新手数料を課す今回の措置は、世界中の人材流動に直撃し、米企業の採用戦略を揺さぶる。支持派は「米人雇用を守る」と歓迎する一方、批判派は「競争力を失い、中小企業が壊滅的打撃を受ける」と危惧しており、移民政策をめぐる論争は一層激化しそうだ。

サンディエゴ市議会、バルボアパーク駐車料金導入へ 割引や利用者負担を調整

9/20/2025 サンディエゴ市議会はバルボアパークの駐車場に有料制度を導入する条例を6対2で可決。目的は駐車需要の管理と、維持管理に必要な安定的な収入源の確保だ。市はすでに予算において年間1,400万ドル (約20億5,000万円) 以上の駐車収入を見込んでいたが、料金体系や導入時期は議論が続いていた。 ▪️料金案と修正内容当初、市公園・レクリエーション課は、路上メーターを1時間2.50ドル (約370円)、中央駐車場を1日12ドル (約1,770円) とする案を提示していた。しかし、議会は最終的に住民割引を拡大し、市外からの利用者にはより高い料金を課す代替案を採用した。但し、制度の開始は四半期または年間パスを導入してからとされ、頻繁に訪れる市民への配慮が盛り込まれた。この遅延措置により、公園・レクリエーション課の予算に数百万ドル規模の不足が生じる見込みだが、議員らは「日常的に訪れる市民が1回ごとに支払うのは負担が大きい」との声を受け入れた。 ▪️議論と賛否賛成多数で可決されたものの、市議スティーブン・ウィットバーン氏とビビアン・モレノ氏は反対票を投じ、ラウル・カンピーロ氏は欠席した。ジョー・ラカヴァ議長は「バルボアパークは慢性的に資金不足に苦しんできた。専用の財源が必要だ」と述べた。一方で、地元クラブや常連利用者は強い懸念を示している。パーク西側にある「レッドウッド・ブリッジクラブ」の理事リチャード・ブルム氏は「会員の半数が4時間遊ぶのに10ドルの料金を払うのは抵抗感が強いと言っている。参加者が減れば収入も減り、クラブの存続が危うくなる」とも証言した。 ▪️今後の展望バルボアパークは市民や観光客に広く親しまれてきたが、長年にわたり十分な維持予算が確保されていなかった。今回の有料化はその課題に応える一方で、常連利用者にとって負担増となる。制度設計の成否は、住民割引や定期パスの仕組みが公平かつ実効的に運用されるかにかかっている。

日本で唯一、APEX「WORLD CLASS™」に5年連続で認定

~機内サービスが世界最高水準と認定されました~ JALは、9月11日(現地時間)にロサンゼルスのロングビーチで開催されたAPEX(*1)主催の「2025 APEX EXPO」において、日本の航空会社として唯一、5年連続で「WORLD CLASS」に認定された。 APEX(Airline Passenger Experience Association)は北米を拠点にする世界最大のエアライン業界団体の一つであり、世界の航空会社、空港、エアライン関連サプライヤーなどが参加する非営利団体である。 今回「WORLD CLASS」に認定されたのは、世界の航空会社の中でもわずか10社であり、JALの機内サービスが、航空業界をリードする世界最高品質であるとして評価された。 これからもJALは、乗客の多様な価値観を大切に、安全・安心で人と地球にやさしいフライトを提供できるよう、「WORLD CLASS」に相応しい商品・サービスを追求していく。 APEX「WORLD CLASS」 機内の商品・サービスについて、「安全・安心とウエルビーイング」・「サステナビリティ」・「サービス品質」の3つの評価軸により審査され、乗客の航空利用体験が単なる移動ではなく、安全・安心、健康かつ持続可能で、価値あるものとなるかが大きな評価ポイントである。 今回、監査員からは、ブランドの価値を体現する丁寧で一貫した接遇が、全行程を通じて安心感をもたらしたと高く評価された。 Dr. Joe Leader(APEX Group CEO)のコメント 温かみのあるパーソナルな対応や、細部にまで行き届いたきめ細やかなサービスが、すべてのフライトで際立っており、特にエコノミークラスのサービスと乗務員の丁寧な対応は、非常に優れていました。 西原口香織(日本航空 ソリューション営業本部 副本部長)のコメント 私たちは、名誉あるAPEXワールドクラスアワードを5年連続で受賞できたことを大変光栄に思います。これはひとえに、JALグループを選んでいただいた、お客さまのご支援のおかげです。私たちは、すべてのお客さまが空の旅を通じてウエルビーイングを感じられるよう、体験価値を磨いてまいります。

サンディエゴ国際空港 新ターミナル1、9月23日開業 地域住民に公開イベント

9/15/2025 サンディエゴ国際空港の新ターミナル1が9月23日に正式オープンする。総工費38億ドル (約5,600億円) を投じた大規模プロジェクトで、建設開始から約4年を経て完成。現行のターミナル (1967年開業) の約3倍となる広さを誇り、空港の利便性を大きく向上させる。 ▪️地域住民向け公開イベント開業に先立ち9月14日には一般公開が行われ、住民や旅行者が新施設を体験。9月22日夜からは到着便の運用も始まる予定だ。イベントには1,000人以上が参加し、チェックインや保安検査を模擬体験する「ドレスリハーサル」も実施された。参加者からは「窓が大きく明るい」「旧ターミナルと比べて大幅に近代的になった」と好評だった。 ▪️設計と特徴新ターミナル1は総面積100万平方フィート超、二層構造で設計され、より広い待合スペースや追加のチケットカウンター、セキュリティチェックポイントを備える。2028年に完成予定のフェーズBを含めると、搭乗口は旧ターミナルの最大19から30に増加する。 館内には地域性を反映したアート作品が点在。入口付近のクラゲをモチーフにした彫刻や天井のトーリーパイン模様が代表的だ。加えて、地元企業や著名人による飲食店も導入され、コーヒーチェーン「Better Buzz」、イタリアン「Ambrogio 15」、さらにスケートボード界の伝説トニー・ホークとシェフのクラウデット・セペダが共同プロデュースするメキシコ料理店「Novecientos Grados」などが出店する。 旅客向けの快適なトイレに加え、ペット用の高級設備も整えられている。「利用者に幅広い選択肢を提供し、空港での時間を楽しめるようにした」と広報担当のニコール・ホール氏は語る。 ▪️利用拡大の背景2024年の利用者数は2,500万人を超え、空港拡張の必要性は急速に高まっていた。だが滑走路は1本しかなく、今回の拡張は旅客の快適性向上に重点が置かれており、発着便数の大幅増加には直結しない。 新ターミナル1は広々とした空間、最新設備、地域文化を反映したデザインと店舗を融合させた、サンディエゴの新たな玄関口となる。空港側は「市民に愛される空港を目指す」と意気込みを示しており、正式開業後は市民生活や観光の新たな拠点として期待されている。

サンディエゴに高層住宅の波? 物議を醸す州法案、ニューサム知事署名へ

9/15/2025 カリフォルニア州議会で可決された法案「SB79」がギャビン・ニューサム知事の署名を待っている。成立すれば、サンディエゴを含む大都市圏の鉄道・地下鉄・ライトレール駅周辺で大規模な住宅開発が可能となり、最大75フィート (約23メートル=7階建てビルに相当) の高層アパート建設が地元の都市計画や住民意見に関係なく進められることになる。 ▪️法案の狙いと背景提案者はサンフランシスコ選出のスコット・ウィーナー州上院議員 (民主)。長年の住宅不足と公共交通機関の財政難という2つの危機に対応するのが目的だ。駅周辺での高密度住宅建設を促進することで、雇用地やサービスへの近接性を高め、車依存から公共交通利用へと人々を誘導する狙いがある。さらに、交通機関が所有地を開発できるようにし、収益源を確保する仕組みも盛り込まれている。ウィーナー議員は「過去数十年で過度に制限的な政策が住宅費高騰と長距離通勤を招いた。今回の採決はその流れを転換し、交通渋滞や大気汚染を削減する大きな一歩」と強調した。 ▪️長年の挑戦と成立の意義駅周辺での開発促進構想は、ウィーナー議員が2018年から繰り返し提案してきたが、これまでは委員会で否決され続けてきた。今回の可決は、州議会が前例のないほど開発推進的な姿勢を示した象徴的出来事とされる。今年は都市部のアパート建設の多くを州環境審査法から免除する決定も下され、開発優先の流れが鮮明になっている。 支援団体のカリフォルニアYIMBYは「鉄道駅周辺での集合住宅合法化は結成以来の悲願だった」と声明を出し、大きな成果だと自賛している。 ▪️反対派の懸念一方、反対派からは強い反発を招いている。地元自治体の権限を重視する団体「Catalysts for Local Control」の創設者スーザン・カーチ氏は「低層住宅地の隣に7階建ての巨大建物が建ってしまう。地域社会には何も手立てがなく、壊滅的な影響を及ぼす」と批判した。 ▪️サンディエゴへの影響サンディエゴも例外ではなく、公共交通駅周辺での高層住宅建設が一気に加速する可能性がある。深刻な住宅不足解消に寄与するとの期待がある一方、景観や地域性を守りたい住民の間で摩擦が高まるのは避けられない。 SB79はニューサム知事の署名が見込まれており、成立すればサンディエゴを含む州内各都市の住宅政策に大きな転換点をもたらすことになりそうだ。 *YIMBYは「yes in my backyard」に由来する語で、NIMBY「No in my backyard」とは逆に、何らかの開発行為を支持する立場からの運動を意味する。

チャットGPT自殺訴訟、親の抗議続く 新機能ペアレンタル・コントロールも不十分との声

9/9/2025 カリフォルニア州で16歳の少年が自殺した事件をめぐり、両親がChatGPT開発元のOpenAI社を相手取り提訴した問題で、同社が発表した新しいペアレンタルコントロール機能 (保護者管理システム) に対し、遺族側弁護士は「危機対応の域を出ない」と批判した。 ▪️訴訟の経緯自殺したのは高校生のアダム・レインさん (当時16歳)。彼の両親は9月初め、同社を「過失と不法行為による死亡」で提訴した。訴状にはアダムさんがChatGPTに自殺願望を打ち明けた記録が添付されており、AIが彼の破壊的な思考を「肯定した」と主張している。これが米国で初の「生成AIによる不法死亡訴訟」となった。 ▪️OpenAIの対応と新機能提訴報道を受け、OpenAIは「困難な状況にある利用者には専門的支援を勧めるよう設計しているが、意図通りに作動しなかった事例がある」と批判を認めた上で改善を約束した。さらに、今回の追加措置として、保護者が次のような管理を行える新機能を発表した。 • 保護者アカウントと未成年アカウントの連携 • メモリーやチャット履歴など機能の制限設定 • 子どもが「深刻な危機状態」にあると検知された際の通知受信 同社は「青年発達、精神保健、人間とコンピュータの相互作用」分野の専門家と連携し、科学的根拠に基づく方針を策定するとしている。 ▪️遺族側の反発しかし、遺族代理人のジェイ・エデルソン弁護士は「危険な製品を市場から撤去するのではなく、曖昧な改善策で矛先を逸 (そら) そうとしている」と批判を緩めない。「ChatGPTは即時に停止すべきだ」と強調した。OpenAIはこの批判に対して現時点でコメントしていない。 ▪️広がる安全対策の潮流ChatGPTは13歳以上が利用可能で、18歳未満は保護者の同意が必要とされている。今回の発表は、未成年のオンライン利用安全を強化する世界的潮流の一環でもある。英国ではオンライン安全法に基づき、RedditやX、アダルトサイトで年齢確認が導入された。また今週、Meta社 (Facebook、Instagramを運営)は、自社AIチャットボットが未成年者に自殺や摂食障害といった話題に触れないよう制限を強化すると発表した。米上院議員は、同社AIが「未成年者と性的な会話をする恐れがある」との内部文書を受け調査を開始しており、大手IT各社は未成年保護への姿勢を問われている。 ▪️今後の課題シャープな規制強化が進む一方で、AIと若者の関わりは依然として不透明な部分が多い。子どもたちに及ぼす潜在的リスクが軽視されてきた例と同様に、AIにおける心の健康被害も「想定外」で済ませられない段階に入りつつある。今回の訴訟は、AI企業の責任と未成年保護のあり方を問う試金石となりそうだ。

カリフォルニアで拡大する希少寄生虫病「シャーガス病」 吸血性カメムシが媒介

9/9/2025 カリフォルニア州で希少かつ致死性の寄生虫病「シャーガス病 (Chagas disease)」の拡大が確認され、専門家らは「米国でもすでに風土病として定着している」と警鐘を鳴らしている。全米で推定30万人が感染しているとみられるが、多くは未診断のまま潜伏し、心臓発作や脳卒中で突然発覚することもある。 ▪️感染源となるキスバグシャーガス病は寄生虫クルーズ・トリパノソーマ (Trypanosoma cruzi) によって引き起こされ、吸血性のサシガメ類「キスバグ (kissing bugs)」が媒介する。虫は吸血後に皮膚近くで排泄し、その糞便に含まれる寄生虫が目や口、傷口などから侵入して感染する。就寝間に痒 (かゆ) みで掻きむしることが感染を助長する。米疾病対策センター (CDC) によれば、米国内には十数種のキスバグが存在し、そのうちカリフォルニアで確認された4種が寄生虫を保有している。州衛生局の調査 (2013〜23年) では、採取された226匹のうち約28%が寄生虫陽性だった。ロサンゼルスのグリフィスパークでは3匹に1匹が感染している例もあり、分布は広範囲に及んでいる。 ▪️感染者数と報告の遅れカリフォルニア州で確認された人間の症例40件のうち、多くは海外渡航歴と関連があるが、約4分の1は国内感染の可能性が排除できなかった。標準化された報告制度や監視体制が欠けており、実際の感染状況は把握困難だという。診断は血液提供時に偶然見つかることも多い。最近では、国外渡航歴のないハリウッドヒルズの子どもが感染した例もあり、都市部の裕福な地域でもリスクがあることが明らかになった。 ▪️症状と危険性初期症状は発熱、倦怠感、発疹、瞼 (まぶた) の腫れ、食欲不振、吐き気や下痢など風邪に似たものが多い。しかし10〜20年潜伏した後、慢性期に入ると不整脈、心不全、突然死、嚥下困難や便秘など深刻な症状を引き起こす。治療薬は存在するが、初期段階での投与に限り有効で、慢性期に入ると進行抑制が主目的となる。犬も感染しやすく、若齢犬では急性症状、成犬では心不全に至るケースも報告されている。 ▪️研究者の警告テキサスA&M大学などの研究者グループはCDC学術誌に論文を発表し、米国におけるシャーガス病の風土病化を正式に認め、監視・研究・公衆衛生対応を強化すべきだと訴えた。昆虫学者ガブリエル・ヘイマー博士は「米国では熱帯病と過小評価され、医学教育や獣医学教育で軽視されてきた。だが、媒介虫も寄生虫も患者もここに存在する」と指摘する。シャーガス病はラテンアメリカでは毎年マラリア以上の死者を出す。米国でも「他人事」ではなく、医師や獣医師が正しく理解し診断できる体制の整備が急務とされる。 *写真:カリフォルニア州公衆衛生局 (CDPH)